Tokyo Dark -Remembrance-

switch版、プレイしたので感想を。

正直どんな雰囲気のゲームか、とか、方向性とかは動画とかちらっと見ればすぐわかるので割愛。
東京の闇と電気物が融合した好きな人には大変好きなジャンルだと思いますが難点が多かったのでその辺をいくつか書き留めておきます。

シナリオを楽しむ分には十分面白いゲームです。
絵もまあ悪くないし、ムービーあったり、曲も雰囲気出てたり。


〇操作的な問題点
キャラクターを動かす場面が多いですが、ちんたらしすぎてて結構面倒です。
歩く走るの移動方法の変化がありますが、ゲーム中の走る速度を落とした速度で「歩く」、それよりかは速い速度で「走る」ぐらいで良かったと思います。画面が何度も切り替わったり、横に長かったりする場所も多いので、なぜあんなにのんびりキャラクターを移動させようとしたのかが謎です。(ストレスでしかない)

〇1週目のスタイル
本ゲームの1週目はオートセーブで任意セーブなし。
クリア後選択できるNewGame+では強制的に追加エピが加えられるEDがあり、つまるところ追加エピ無し(原作版？)の流れを確認できるのは1発勝負のNewGameモードのみ。
追加エピは主人公にたいして良い方向に結果が追加されており、かなり雰囲気というか受ける印象が変わるため、不都合がてんこ盛り(後述)の1週目となっています。

〇そもそも不親切設計
以下箇条書きで問題点
・セーブ枠は6つで特定場面のみ
・加えセーブは強制(セーブ枠を上書きしないということができない)
・既読スキップは事実上なし(特定部分のみ可能だが、既読でもできない部分がある)
・選択肢の選択しづらさ(PC版ベースのためと思われる)
・移動が遅い(前述)
・ムービースキップ不可(どうも可能な部分もあるよう ただ大部分が不可)
・ボイスがほぼ無意味(場面と合っていない)
・バックログ無し
・メッセージ表示速度変更なし(瞬間表示がないのでボタン2回押しでメッセージ飛ばし)
・せっかくのSPINシステムが使いきれていない
　(NUEとINVはゲーム中での選択変化がほぼない)
この辺りが気になった点でした。
シナリオは面白いだけに残念部分がかなり目立ちます。
それと忘れてましたが、若干キャラの会話や主人公の説明部分がだらだらしすぎているなと感じました。展開が遅く感じだれてくる人もいそうです。

せめて1週目は強制的な結末で、それが軸になり2週目以降は分岐を楽しめる、などであればなあと。